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ランドスケープ分析レポートの分析

この文書はSAP Community Network Wiki 掲載の『Analyzing the Landscape Analysis Reportを日本語化した文書です。

原文はToby Johnston (SAP Employee)によって執筆されました。

2015/3/4版



この演習では、以下を学習します;

  • BI Platform Support Tool をクライアントから実行し、ランドスケープ分析レポートを実行する
  • さまざまなセクションを参照し、どのように結果を分析するか
  • ランドスケープの警告とそれに応じて取るアクション
  • ランドスケープデータを共有したり、アーカイブするためにエクスポートすること




ランドスケープ分析レポートの実行

1. クライアント PC 上に SAP BI Platform Support Tool バージョン 1.1.9 をダウンロード


2. ファイル BISupportTool64_Installv1.1.9.exe をダブルクリックしてツールを起動します。ツールはインストールされません。その代わりに、ツール自体に埋め込まれている SAP の JVM を自己解凍し実行します。一度ツールを立ち上げると、BISupport フォルダが作成されます。今後、BISupportTool64.bat を使用してツールを起動します。


3. ランズケープ分析レポートを生成するには、[New Landscape Analysis Report]をクリックします。


4. 選択画面が表示され、レポートに含める分析の種類を選択することができます。すべての分析がレポートに含まれるように、すべてのチェックボックスをオンにします。ランズケープ分析にのみ関心がある場合(たとえば、新しいインシデントに環境情報のみを添付する)は選ぶこともできます。

重要な留意点:

大きな CMS データベースは、コンテンツやスケジュール分析レポートを出力するために時間がかかります。

しかし、生成された InfoStore クエリはバッチとして高度に最適化されています。

これら本番で使われている大きい CMS データベースに対して分析を流す場合、業務時間外に実行することをお勧めします。



5. [Next]をクリックし、管理者アカウントを使用して CMS にログオンします。
可搬性を保つため、エンタープライズ認証のみが SAP BI プラットフォームのサポートツールを使用して認証するために使用することができます。


6. ランドスケープ分析レポートの抽出が開始され、進行状況はプログレスバーによって報告されます。



重要な留意点:

まれに、BOE サーバーオブジェクトが、無効な内容、破損、またはnull のプロパティが含まれている場合があります。

これらは潜在的に BI プラットフォームに問題を引き起こす可能性があります。

サポートツールは、これらの破損したサーバーオブジェクトを検出します。

検出した場合、ランドスケープ分析は停止し、破損しているサーバーを特定するためのエラーが表示されます。

ランドスケープ分析レポートの処理を続けるため(そして環境内の問題を避けるため)には、セントラル管理コンソールを開いて、特定されたサーバを検索し、破損したオブジェクトを削除して、再作成し修復します。

抽出とレポート生成が完了すると、レポートは自動的にクライアントPCに表示されます。


7. レポート生成が終了すると自動的にクライアントPCにレポートが表示されます。

(左より、分析項目選択メニュー、レポートの選択タブ、SIAノードの選択タブ)




8. [File][Save]をクリックし、ランドスケープ分析を ZIP ファイル形式で保管することで、SAP サポートにファイルを送信したり、BI 管理者と共有することができます。





BI プラットフォームランドスケープレポートの分析

このセクションでは、ランドスケープ分析レポートのさまざまな側面を検討し、BI プラットフォームに関する重要な情報を見つけるためにどこを見るべきか確認します。



ランドスケープ要約

[Landscape Summary]タブには特定のひとつの SIA(Server Interligence Agent)ノードだけではなく、BI プラットフォームランドスケープ全体に存在する SIA が示されます。

このセクションはサーバーバージョン分析、アラートのサマリー、権限のサマリーの状態のサマリーとハードウェア構成情報が載っています。

1. レポートの要約セクションでは、CMS クラスター名、レポート日付、およびデータの日付が載っています

    • ランドスケープレポート自体は、常に1つの CMS クラスタに固有のものです。したがって CMS のクラスタごとに1つのランドスケープレポートがあります(たとえば、開発、事前検証、本番システムなど)
    • データの日付はデータが CMS クラスタから抽出され、XML 形式に保存された日付です
    • レポートの日付はレポートがランドスケープ XML から生成された日付です

2. [Server Version Analysis]をクリックし、サーバーバージョン分析をみます。このセクションでは、ランドスケープ内のすべてのSIAノードのチェックを行い、すべてのノードが同じサービスパックの番号であることを確認することができます。もしノードの同期がとれていない場合、危険アラートをあげます。

3. 次に、[Alert Summary]をクリックし、アラートレポートをみます。レポートを生成している間に、検出したアラートがここに表示されます。このセクションでは、潜在的な問題を容易に発見することができ、システム停止が起きる前に必要なアクションをとることができます。アラートは重大度に応じ、以下に分類されます。:
       注意 - 停電や深刻な問題を引き起こすことが、確認するために見直されるべきである可能性はありません

       危険 - 停電や深刻な問題を引き起こす可能性があり、できるだけ早くチェックする必要があります

情報 - コンポーネントのベストプラクティスに関する重要な情報が含まれています

4. アラートが出力されると、アラートを出したサーバーまたはアプリケーションが一覧表示されます。

   さらに、なぜアラートが出力されたのか、問題を解決するために、SAP ノート、KB の記事、またはアクションなどの詳細が示されます。





5. 次に、[Authentication Summary](認証の概要)をクリックします。

    BI ランドスケープが、LDAP や Active Directory などのサードパーティの認証を使用するように構成されている場合、重要な設定情報が CMC(セントラル管理コンソール)に表示されるのと同じように、ここに表示されます。

6. BI ランドスケープがデプロイしている各サーバタイプのインスタンス数を知るためには、[Server Summary](サーバーの概要)メニューをクリックしてください。


7. ランドスケープ分析レポートのデータが抽出されたときに、各サーバーのステータスが何であったかを理解するには、[Server State](サーバーの状態)メニューをクリックしてください。


8. オペレーティングシステム、CPU、および物理RAM情報については[Hardwre Confguration](ハードウェアの設定)メニューをクリックしてください。



重要な留意点:

現在、ハードウェア情報は実行されている CMS のノードについても見ることができます。将来的には、これらの詳細は、SAP ホストエージェントによって、すべてのノード情報を利用できるようになります。




SIA ノードの分析

SIA (サーバーインテリジェンスエージェントノード)の名前が付いたタブは、各 SIA ノードに関する詳細な情報を提供します。また、このタブで、SIA ノードによって管理されている個々のサーバーインスタンスの設定を見ることができます。




1. ランドスケープ内の最初のノードタブをクリックします。


2. 次に、SIA ノードについて表示するには[SIA Node Summary]をクリックします。

このセクションでは、SAP BusinessObjects 製品がどこにインストールされているか、監査データベースの接続にどのドライバーが使われているか、さらにソリューションマネージャ/ CA APM Introscope がこの BI ノード用に構成されているか、ということを知ることができます。

3. 再び[SIA Node Summary]をクリックして閉じます。サーバーのリストの中で中央管理サーバーを見つけて、それをクリックします。ここでは、最後に起動されたサーバーの状態、起動コマンドなどの重要な情報が記載されています。管理者は起動コマンドのパラメータを変更することで、サーバーインスタンスの動作を変更しますから、トラブルシューティングのために把握しておくことは重要です。起動コマンドは、BI ランドスケープ内のサーバーごとに一覧表示されます。



4. 次に[CMS METRICS]セクションを確認してください。ここの指標は、セントラル管理コンソールでサーバーが示すものと同じ指標です。チェックが緑色であることは、BIプラットフォームのサポートツールが、指標をチェックし、値がベストプラクティスであるか、BI システムに潜在的な問題を提起しないと確認したことを意味します。いずれかの注意または危険な指標が示された場合、それらはアラートとして表示されどのようなアクションを取るべきかを理由とともに表示されます。



5. 次に、[CMS SYSTEM DB CONNECTIONS](CMS システム DB の接続部)を確認します。

CMS システムデータベースは、すべての BI プラットフォームの操作が依存する主要なアプリケーションデータベースです。したがって、ここでの設定ミスがシステムのボトルネックまたは完全なシステム停止を引き起こす可能性があります。

このセクションでは、いくつのデータベース・スレッドが(各スレッドは、データベースへの 1 つの同時接続を表す)が定義されているか確認することができます。加えて、現在使用されているデータベース接続の数を知ることも可能です。

もしすべてのデータベース接続が現在使用中である場合には、接続数を増加させる必要性があるかもしれません。もしくはデータベース自体のパフォーマンス上の問題が発生しているのならば、CMS データベース接続の量を減らすか、またはデータベース自体をアップグレードする必要がある可能性があります。


6. 最後に、[Trace Log Setting](トレースログの設定)セクションを確認してください。

    ここでは、このサーバーのトレースレベルの設定がどうなっているか知ることができます。一般的にトレースを設定することは、パフォーマンス上負荷が大きいため、トラブル解決の必要がない時には、NONE か UNSPECIFIED に設定しておきます。トレースレベルの HIGH や MEDIUM を発見すると、BI ランドスケープレポートのサマリーに警告が表示されます。




やってみること:

Adaptive Processing Server(APS) の設定と指標をチェックしてみてください。

  • JVM ヒープサイズ(-Xms)はどれくらいから開始していますか?
  • JVM ヒープサイズ(-Xmx)は最大でどれくらいですか?
  • ヒープ内で、オブジェクトを割り当てるため利用可能なメモリーはどのくらいですか?
  • 最近 15 分間で、ガベージコレクションを実行している間に APS のアイドル時間は何パーセントでしたか?
  • このサーバーについてアラートは出ていますか?




サーバー比較レポート

大規模な BI ランドスケープでは、すべてのサーバーが正しく構成されているか、設定ミスはないか確認することは、非常に面倒な作業です。

通常は CMC を開き、各サーバーに接続し個別に構成を調べなければいけません。

サーバー比較レポートは、特定の値がすべてのサーバーの設定について調べることができます。個々のサーバーインスタンスのいずれかが設定されていない場合は、一目でわかります。



1. サーバーの比較レポートを表示するには、BI 支援ツールの左側のツリーメニューの[Server Comparisons](サーバーの比較)をクリックしてください。


2. Web Intelligence のサーバーカテゴリを表示するには、Web Intelligence のタブをクリックします。


3. Web Intelligence タイプのすべてのサーバーは、指標とサーバーの設定をクロス集計の形で表示されます。


4. このビューでジョブはどの Webi サーバーで処理され、どれくらいのメモリーと CPU タイムを使ったかなどがわかります。



やってみること:

サーバー比較レポートを使用して Web Intelligence のサーバーの設定を比較します:

  • どのサーバーインスタンスが、もっとも多いタスクに利用されていますか?
  • どのサーバーインスタンスが、もっともセッションタイムアウトしていますか?
  • すべてのサーバーは同様に設定されていますか?

次に、Adaptive Processing Server のカテゴリをクリックしてください:

  • どのサーバインスタンスが最大のヒープサイズで構成されていますか?
  • どのサーバーインスタンスが、もっともフルガベージコレクションサイクルを実行していますか?
  • どのサーバが最もCPUを消費していますか?




ランドスケープ分析レポートをエクスポート、インポート

ランドスケープ分析結果を共有したり後で使用するためアーカイブするためには、XML 形式でレポートをエクスポートします。ランドスケープ XML は、あとからオフラインでものための BI Platform Support Tool にインポートすることができます。

1.  XML 形式でエクスポートするには、[File]をクリックし、[Save Landscape Analysis]を選びます。


2. ファイルを保存したい場所を場所を参照し、[保存]をクリックします。


3. 次にステップ2で指定した場所を参照し、現在のディレクトリにランドスケープXMLを解凍(ランドスケープ XML は ZIP 形式でエクスポートされます)


4. エクスポートされたランドスケープ XML を開くには、[File][Open XML Data]をクリック


5. ステップ 3 で参照した解凍したファイルを指定し、Open をクリック


6. ランドスケープ分析レポートを切り替えることができることで、インポートされたレポートが開くことを確認します。




注記:

SAP BI Platform Support Tool のダウンロード先は、以下のリンクをご参照ください。

Landscape Analysis Report - Parent (DO NOT DELETE) - Business Intelligence (BusinessObjects) - SCN Wiki


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